RUNE’s BIKE CHECK ワンツー〜KAGERO編〜

こんにちは、ルネです!🧑🔧
最近、ふと写真フォルダを見返していたら、
BROTURESで働き始めた頃の懐かしい写真を見つけました。
もう私も働き始めて3年目…!
時間の流れって本当に早いものですね🫨
そしてそんなBROTURESから、なんと…
2年ぶりに「横浜店」「大阪店」でスタッフ募集が始まっています!
私がBROTURESで働くことになったのは、前職である原宿のハンバーガー屋さんがキッカケ。
当時の職場の先輩たちがみんなカッコいいピストバイクに乗っていて、「なんだこの世界…!」って衝撃を受けたのがピストバイクとの出会い。
更に私の親も自転車が好きで、小さい頃から自転車がいつも身近にあったこともあり、ピストバイクを見た瞬間に体の中をビビッ⚡️と光が走るような感覚があったんです!
そこから「ここで働きたい!」と思い立ってBROTURESの求人に応募したのが、すべての始まりでした。
入社した当時はまだ成人にもなっていなかった私。
それでも、たくさんの先輩たちが仕事の働き方だけじゃなく、「人としての在り方」や「考え方」まで教えてくれて、毎日が新しい発見の連続でした。
BROTURESはただの職場ではなく “人としても成長できる場所”。
そんなふうに今は心から思います。
今回の募集は横浜店・大阪店の2店舗。
新しい仲間と一緒に働けるのが今からとても楽しみです😊
そして個人的には、今現在 BROTURESの女性スタッフが私ひとりなので、ピストが好きな女性の方にもぜひ応募してほしいなと思っています❤️😽
質問などあれば、気軽に連絡してください🫡
振り返ればあっという間の3年間。
BROTURESでの毎日を通して、たくさんの経験と一緒に自転車の楽しみ方もどんどん変わってきました。
そんな今の私の日常を支えてくれている愛車。
それが「TYRANT BIKES KAGERO」です。
ということで今回はルネの愛車「TYRANT BIKES KAGERO」のバイクチェックです✅
まず初めに、今回このバイクを組もうと思った理由から。
これまで私のピスト人生で乗り継いできたのは LEADER ANGELINO・BROOKLYN MACHINE WORKS GANG STA とクロモリフレームばかり。
しなやかで乗り味も柔らかくて街中でも安定感があるから大好きなんですが、通勤ルートにけっこう坂が多くて…🫠💦
「もう少し軽快に走りたいな」と思い、快速号をテーマに新しいバイクを組むことにしました。
そこで選んだのが、
「TYRANT BIKES KAGERO / XS size」
このフレームは高強度・高耐久のアルミを熱処理し、トリプルバテッド加工で軽量化された超高性能素材を使用しています。
つまり、剛性と軽さをどちらも妥協せずに仕上げた“走りのためのフレーム”。
クロモリから乗り換えた時のあの軽さと反応の良さは、本当に「別物」でした。
通勤の坂道もラクに感じるほど踏み出しがスムーズで、毎日のライドが一気に楽しくなりました🫡💨
フレームの性能を体感したら、次に拘りたくなるのが“パーツセレクト”。
今回のKAGEROは、日々の通勤でもストリートでも気持ちよく走れるように、一つひとつバランスを考えて組みました。
それでは各パーツをチェックしていきます✅
・NITTO FOR SHRED BAR
¥11,550
ピスト乗りなら一度は聞いたことがある定番ハンドル。
このバーを選んだ理由は、見た目の“黒のツヤ感”。
艶消しではなくほんのり光を反射する漆黒の質感に惹かれて、「一度試してみたい!」と思って購入した一本です。
今回は街乗りメインということもあり、自分の身長に合わせて630mmにカット。
これで前傾姿勢を取ったときに体重をかけやすくなり、バイク全体のバランスもより自然に。
すり抜けや信号のストップ&ゴーでも扱いやすく、スピードを落とさず街中を駆け抜けられる、まさに“ストリートにちょうどいい”ハンドルです。
・RITCHEY 4AXIS WCS STEM / 90mm
このステムは、Instagramで海外のライダーが白フレームに合わせていた写真を見かけて「これだ!」と一目惚れしてしまった一本。
現行ではもう手に入らないモデルだったので、メルカリで探し回ってようやくゲットしました😤
特に惹かれたのは、ボディがブラックでフェイスプレートがシルバーというコントラスト。
この組み合わせのシルエットがとにかく美しくて、KAGEROのフレームラインと相性抜群なんです🖤🤍
KAGEROはトップチューブがやや長めで、ポジションを出すと自然と前傾が強めになります。
でも今回使っているNITTO FOR SHRED BARは手元が上がる“ライズバー”構造。
そこに90mmステムを合わせることで、 「前傾しすぎず・ストリートでも快適」という理想の中間ポジションを実現できました。
長時間乗っても首や肩が疲れにくく、ストリートを流す時の操作感もちょうどいいバランス。
RITCHEYらしい高精度なクランプで固定力も高く、ルックスも機能もどちらも妥協しない一本です🔧✨
・RITCHEY WCS INTEGRATED HEADSET / IS42・IS52
¥13,200-
ステムに合わせて、ヘッドパーツもRITCHEY WCSシリーズで統一。
“WCS(World Championship Series)”はRITCHEYの中でも最上位グレードで、軽量かつ高精度な仕上がりが特徴です。
今回はKAGEROの太めのチューブラインをより際立たせるために、ヘッドパーツ自体のハイト(高さ)を低めにセットアップ。
そうすることで全体のシルエットがより引き締まり、KAGEROらしいシャープな印象を崩さずにまとめられます。
見た目のバランスも性能もどちらも妥協せず、“美しさと精度の両立”を意識してこのパーツを選びました🔧✨
次は足回りのパーツの紹介です。まずはホイール。
・EASTON R90 SL DISC TL ¥24,200-
× BROTURES TRACK HUB Front ¥9,350-/Rear ¥10,450-
ハブは圧倒的なコストパフォーマンスを誇るBROTURES TRACK HUBをチョイス。
そこに合わせたリムは EASTON R90 SL DISC TL。
このリムを選んだ理由として軽さや耐久性は勿論、以前お客様のホイールを組ませていただいた時に感じた “組みやすさ=精度の高さ” に驚いたからです。
スポークテンションを上げても均等に張れる感覚があり、ビルドしていて本当に気持ちのいいリムでした🔧✨
ちなみに上記でもお気づきかもしれませんが、私が使用しているのは EASTON R90 SL DISC TL。
そうなんです、ディスクブレーキ用のR90を使用しているんです。
というのも、一般的にピストバイク用とされる EASTON R90 SL TLR には下記画像のようにシルバーのブレーキ面があり、個人的に好みなルックスではなかったんです。
そこでブレーキ面がない EASTON R90 SL DISC TL をセレクトすることで、カラーに統一感が生まれて良い感じに!
基本的にスキッドでブレーキングをすることがほとんどなので、ブレーキ面が付いていない R90 SL DISC でも問題なく乗れています🫡
こうやって見た目も走りも自分好みにカスタムできるのが、ピストバイクの最大の魅力だと思います🚴💨
そして次はクランク。
・BROTURES BEAT CRANK
¥44,000-
普段使っていてまず感じたのは、クランクアームの剛性の高さ。
坂道で踏み込んだときもパワーロスが少なく、しっかり推進力に変わってくれる感覚があります。
もうひとつ驚いたのは、チェーンの音鳴りがほとんどしないこと。
踏み込みがスムーズで、ドライブラインの精度が高い印象です。
そして何より、ダイレクトクランク構造による安定感。
スタンディングした時の剛性感が段違いで、ペダルを止めても車体がピタッと安定してくれる感じがします🧑🔧✨
個人的にはストラップよりトゥークリップの方が相性◎。
アームに干渉せず踏みやすいので、ストリートでの反応もかなりいいです。
・MKS SYLVAN TRACK ¥5,335-
× GAN WELL TOE CLIPS(Maple Leaf)¥2,640-
今までずっと“ストラップ派”だった私ですが、
ここ2ヶ月前についにトゥークリップデビューしました👀✨
きっかけは、原宿店で行われたペダル論争。
ストラップ派(ルネ) vs トゥークリップ派(ユーマさん・小野くん・波人くん)
vs ビンディング派(GORIさん)で熱く語り合っていた時に、トゥークリップのスキッド時の安定感やハメやすさをみんなが絶賛していて、「そんなに違うの!?」と気になって試してみたのが始まりです。
実際に使ってみると、トゥークリップはペダルストラップよりも踏面が小さい分、力の伝達がダイレクト。
クランクに対してダイレクトに力を掛けられるので、スキッド時の体重移動も軽い力でスムーズにできるようになりました。
もう、気づいたら完全にトゥークリップの虜です😏🔥
そして今回選んだのは、GAN WELL製のカモ柄トゥークリップ。
個人的に柄物が好きなのもあって、グリップとカラーを合わせて統一感を出しました。
MKS SYLVAN TRACKとの相性も抜群で、足元から全体のバランスをしっかりまとめてくれるセットアップです。
次はサドルまわりのご紹介です。
・RITCHEY CLASSIC SEATPOST ¥11,660-
× WTB PURE Cromoly ¥14,850-
シートポストもハンドル・ステムと合わせてRITCHEYで統一。
ステムのフェイスプレートがシルバーなので、全体のバランスを取るためにシルバーのシートポストを選びました。
KAGEROの無骨なアルミフレームに、このメタリックの差し色がよく映えます✨
そして、サドルはもちろん私といえばのWTB。
WTBはMTBをメインに展開するアメリカブランドで、スタイリッシュなデザインと機能性を両立しているのが特徴です。
特にこのWTB PUREはクッション性が高く、筋肉量が少ない女性でも長時間のライドでお尻が痛くなりにくい優れもの。
通勤からロングライドまで、どんなシーンでもストレスフリーな座り心地を実現してくれます😽
もし「お尻が痛い…」と悩んでいる方がいたら、ぜひ一度私のKAGEROに試乗してみてください🫡
きっとWTBの快適さ、実感してもらえると思います!
最後に、このシートステーの傷の話を少しだけ。
この傷は、以前いつも一緒に走っている女の子たちとプロモーションビデオを撮影していた時についた思い出の傷なんです。
いつもみんなでいろんな場所を走り回っているんですが、その日は“撮影”ということもあって、みんな気合いが入りすぎて少しヒートアップ🔥
トリックの練習中にクラッシュして、その時についたのがこの傷です。
リンク🔗を貼っておくので良かったらご覧下さい🤩
https://www.youtube.com/watch?v=0JFMMWE_ti0
でも不思議と、私はこの傷もすごく気に入っていて。
ピストバイクって、いい意味で“雑に乗れる”というか、どんな傷もちゃんと自分の思い出として残っていく。
それがこのバイクの魅力のひとつだと思います。
しっかりメンテナンスをしていけば、どんなに走り込んでもずっと付き合っていける。
このフレームは、まさに私の生活を支えてくれている相棒です。
今後は、いずれこのフレームを自分で剥離&再塗装してみようかなとも考えています🤔
どんな色にしようか、今からワクワクしてます。
改めて思う事が一つ。
やっぱりピストバイクって、自由で、表現の幅が広くて、最高に楽しい。
そんなところが私は本当に大好きです😽❤️🔥
長々と私の愛車のお話に付き合っていただき、ありがとうございました😽
今日はこの辺で締めたいと思います。
ここで紹介しきれなかったこだわりポイントは、まだまだたくさんあります。
先日つくった“RUNE’s Select Parts” ブースには、私が実際に愛用しているパーツやお気に入りのヘッドパーツなども並んでいるので、ぜひ手に取ってチェックしてみてください🔍✨
”調子いい”だけ集めました。ルネが厳選したパーツ達が到着しました!
そして、私だけじゃなくてもっとたくさんの人に自分に合ったピストバイクの走りの快適さや楽しさを感じてほしいと思っています。
ぜひふらっとお店に遊びにきて、お話したり、試乗したり、ピストの世界を一緒に楽しみましょう🫡⤴️
ルネ👩🔧

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