ピストで坂道って実際どうなの?

先日の休みに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズを一気見しました。
映画4本ぶっ通しで観られるくらいには面白かったんですが……内容はさっぱり分からず、脳内セカンドインパクトですね。専門用語はその都度端っこに小さく説明を書いて欲しいとか思ったりして。
オリエンタルラジオ中田敦彦さんの解説動画も本編並みの長さで見る気が起きません。我こそは!という方ぜひ解説しに来てください。綾波レイが人気な理由だけわかりました。どうも、Kickです。

今回は、ピストバイクを始めたい方・気になっている方の多くが不安に思っている「ピストバイク(変速機無し)で坂道はキツいんじゃないか!?」という疑問について解消していきたいと思います。



ということで、実際に僕らが愛車のピストバイクで坂道を登って検証してきました!
我らが井の頭通りをひたすら東へ進み、上原一丁目の交差点――代々木公園手前にある、あの大きな坂が今回の戦場です。


今回は自分の愛車での検証ということで、KOTAはライザーハンドル・ギア比3.06、MIYAはドロップハンドル(ブラケットレバー)・ギア比2.94での挑戦です!BROTURESのお客様・スタッフの平均ギア比が2.88なので平均よりも重いギア比での挑戦です。
ということはKOTA・MIYAが問題なく登り切ることができれば皆様も登り切ることができるのではないでしょうか!?
そんな感じで、気温30度近い6月にしては早すぎる猛暑の中登っていきましょう!

まずは、KOTAの挑戦!
楽に乗るためのコミューターハンドルのようなややバックスウィープのかかったライザーバーを搭載したお洒落BARCELONAで軽快に登っております!

続いて、MIYAの挑戦!
ブラケットレバーカスタムのドロップハンドルを搭載したKAGEROでチャレンジです。ドロップハンドルの下ハンを握り力強いペダリングでグングン登っております!

と、KOTA,MIYAと各々余裕で登り切ることができました!カメラ担当Kickの客観的な意見ですが、2人ともかなりスピードの乗った状態で登り切っていたと思います。登り切っても汗まみれということもなく、涼しい顔をしておりました。2人のこの笑顔が何よりの証拠なのではないですかね。(挑戦とは別に交代で追い撮りカメラマンも行なっているので、1人2回この坂をピストバイクで登りました。)

ハンドル形状の違う2台での検証でしたが、ドロップハンドルの方がライザーハンドルよりも登りでのスピードを維持しやすいとのことです!ドロップハンドルの下ハンを握ることで空気抵抗も減り、ペダルを力強く踏み込みやすい体勢になりやすいことによるものだとカメラ担当Kickは推測しております。


KOTA・MIYA共通して言っていたのが、「引き足」をうまく使うことがかなり重要とのことです。ただ踏み込むだけでなく、同時にペダルを引き上げることで、360度で力を加えることができるので進みやすいとのことです。これはピストバイク(固定ギア)の特徴をうまく活かした登り方ですね!
ということで、「ピストバイクで登り坂は全然問題なし!!」と言っていいのではないでしょうか!

上り坂があったら次に訪れるのが下り坂。実はピストバイクライダーには「嬉しい・楽しい」と感じる方も多いのが下り坂。しかし、ずっとペダルが回り続ける固定ギアにおいて「怖い・スピードが出過ぎてしまうのではないか」と感じる方が多いのも事実。
ということで、固定ギアでどのように下り坂を下りるのかということもやっていきましょう!
BROTURESでご購入いただいたピストバイクに関してはもちろん前後ブレーキが標準装備で搭載しておりますので、ブレーキをかけながら下るという一般的な方法以外の固定ギア・ピストバイクならではの方法を紹介していきたいと思います!

①フレームに足を乗せながら下りる
足がずっと回っているのが怖い・疲れると思っているなら足を離してしまえという織田信長のような大胆なスタイル。しかし、足での抵抗が減ることにより、かなりのスピードが出るのでしっかりとブレーキをかけてのスピード調整が必要になります。
横から見ると、「足を離しているのにペダルが回っている、何アレ!?」という歩行者・車の運転手の視線を釘付けにするピストバイクらしい下り方でしょう!

②スキッド
ピストバイクといえば一度は憧れるトリックがスキッド、そしてマスターすれば隙あらばやってしまうのがスキッド。固定ギアのペダルと後輪の動きが連動しているという特性を活かしてペダルをロックすることにより、後輪も動かなくさせるというのが仕組み。手でブレーキを操作しなくても足でスピード調整を行う、固定ギアを搭載しているピストバイクにしかできない下り方になっております!


③フットブレーキ
後輪を足裏で直接押さえつけることによってブレーキを行うのがフットブレーキ。スキッドのような練習は不必要で、タイヤがどこにあるのか・どのような姿勢で行うのかというのを一度覚えてしまえば簡単にマスターすることができちゃいます!
しかし、雨の日は滑って極端に制動力が落ちてしまうのと、シューズのソールを痛めることになってしまうのでご注意を。

どうでしょうか、こんな感じで下り坂も全然余裕。むしろ楽しそうでしょ?
ブレーキを使って安全に坂を降りるも良し、足を離してみたり、スキッドなどのピストバイクならではの下り方を試してみるも良し。カッコいいと思うスタイルや楽なスタイルなど坂に合わせて使い分けてもOKです。自分に合った方法で自分のスタイルを出していきましょう!

P.S.我らがBROTURES第一の少女も余裕だと言っておりますよ。
ということで、男女関係なくピストバイクで坂なんて余裕っす。
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今回はピストバイクで坂道はどうなのか!?という検証を行いました!
上り坂では、少し重めのギア比でも問題なく登り切ることができました。ハンドルはライザーバーでもドロップでも、それぞれ快適に走れたのも安心できると思います。さらに、固定ギアに慣れて「引き足」の使い方もマスターしちゃえばさらに上り坂は楽々でしょう!
下り坂では、ブレーキを使ったスピードコントロールはもちろん、固定ギアならではのスキッドを使っての減速など、ピストならではの楽しみ方もできます!
結論:ピストバイクで坂道は問題なし!気にするな!
と言っても過言ではないでしょう!
今回の坂道検証はYOUTUBEにて動画をUPしております↓
ぜひチェックしてみてください!
今回はピストバイクの固定ギアで坂道はどうなのか。という検証をしましたが、ピストバイクで固定ギアとフリーギアどっちの方が坂道は登りやすいのかという検証動画を原宿店がUPしておりますのでこちらもチェックしてみてください!↓
ここまで読んでくださったあなたなら、もう「ピストバイクで坂道ってどうなの?」という不安も吹き飛んでいるはず。
それでは早速ピストバイクを乗りましょう!お近くのBROTURESに、ぜひ足を運んでみてください!
ご来店はもちろん、電話・各種SNSよりお問い合わせお待ちしております!
では、また。

BROTURES KICHIJOJI
Kick