矛盾を孕んだピストバイク
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TYARNTのニューモデル"LEGACY"、皆さんもう実物はご覧になりましたか?
個人的には色々な要素が矛盾してるようで共存している面白いピストバイクだなって印象です。
TYRANT BIKES LEGACY Complete Bike
コンセプトは“Modern and Classic”。
正反対な単語ですがクラシックなデザインと今っぽい設計が絶妙なバランスです。
アルミフレームほど軽量ではないけれど、実際にペダルを踏むと車重を感じないほどスイスイ進む。
「重い」けど「軽い」んです。
ハンドリングもクイックなこともあって街乗りは非常に軽快。
スキッドなどのトリックもしやすいです。
そんな矛盾を孕んだLEGACYを、「シンプル」だけど「ド迫力」なカスタムで組んでみました。
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スッキリしたクロモリフレームとギャップのあるカーボンディープリム。
ホイールが軽くなることで遠心力の負荷が少なくなり、漕ぎ出しがより軽くなります。
ストップ・アンド・ゴーの多いストリートでは疲れにくくなるというメリットにも。
そんなことよりこの力強いルックスがたまらんですな。
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BROTURES SHRED88 CARBON WHEEL
コックピットにはスタイリッシュで無骨なTHOMSONを中心にアッセンブル。
高精度のアルミの削り出しの造形美にうっとりしつつ、剛性感の高いフィーリングはLEGACYとの相性バツグンです。
ハンドルをカーボンにすることで地面からの振動を吸収し、手元が疲れにくくもなります。
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THOMSON ELITE X4 STEM Black
THOMSON CARBON RISER BAR
ヘッドセットが注目されることはそんなに多くないです。
しかし路面のコンディションは様々で、そんな小さな振動は少しずつ車体にダメージを蓄積させます。
こまめにメンテナンスすることは大事ですが、ベアリング系に耐久性の高いパーツを使うメリットは大きいです。
目立たないからカスタムする気になれない?思い切った差し色をすればもっとピストが楽しくなりますよ。
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WHITE INDUSTRIES HEADSET EC34/28.6-34/30
矛盾しているようで絶妙なバランスで成り立つカスタムバイクでした。
一見あり得ないようで実はとても贅沢なピストバイク。
通勤からハードな街乗りまで、毎日が色鮮やかになる1台です。
Toshi
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BROTURES YOKOHAMA
Toshi