NJSは浪漫だ。
ピストを語るうえで日本の競輪の文化を避けては通れません。
日本人のビルダーによるハンドメイドのフレームは国内外でカルト的な人気があります。
それらはどれもレースのためのマシンでありながら、息を飲むほどの造形美を備えています。
そんな競輪フレームですが、実は乗るには少しハードルの高い自転車でもあります。
まず競技用であるが故にブレーキが付けられません。
競輪フレームにブレーキを取り付けられるマウントがありますのでそれを利用することになります。
そして基本的には中古になります。
出回っている競輪フレームのほとんどは競輪選手のおさがり。
練習のみで使用したものや落車して乗らなくなったものまで様々です。
フレームの状態を見極められる知見がないと、失敗してしまうかもしれません。
それでも競輪フレームのファンは根強い。
そこには「浪漫」があるから。
僕が競輪フレームに乗るならこんな1台に仕上げたい。
NJS "PRESTO (プレスト)"
フレームセット ¥50,000-
参考価格 ¥205,000‐
競技用の自転車をこんなイナタイ仕様で乗るなんて、なんだかとってもエモい。
しかしそこは腐っても鯛。気軽に乗れるクルーザーのようでありながら人馬一体のダイレクトでスムーズな乗り心地は健在です。
競輪フレームの魅力っていったらその造形美とフレームごとに異なるディテールです。
ブランドによって歴史や生い立ちが違うのでその遍歴も含めて楽しめるバイクなのです。
マニア向けっちゃあそうなんだけど、初めてのピストでもいいと思います。
機能や効率を重視した最先端と対極にあるバイク。
だからこそ廃れることもないし、色あせない。
こんな素晴らしいものを造れる日本が誇らしいし、そんなところにも浪漫を感じます。
競輪フレームに乗るということはその浪漫と走るということ。
男の子なら惹かれないわけないでしょ?
そして明日はこちらです!
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toshi
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